試合結果

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国内 2025年11月25日

横浜慶應チャレンジャー 予選決勝

神奈川県 慶應義塾大学 蝮谷テニスコート

西村佳世 2ー6 2-6 Kristiana Sidorova 選手 1h00m

こんにちは。西村佳世です。慶應チャレンジャー本戦入りを懸けた今日の対戦者は、8月の中国決勝戦で敗れたロシアの同い年 Kristiana Sidorova 選手でした。私の頭のてっぺんが彼女の肩くらいで、並んだ写真はまるで大人と子供です。

シドロバ選手は高身長から放たれるサーブと、重たく正確に展開してくるストローク、球際の強さを持っている選手です。
中国戦ではなんとかラリーで押し負けないよう、素早く動いて質のいい球で打ち返し、隙があれば攻めるというプレーで、相手の余裕を無くして焦らすことができたので、無理して展開しようとしてのミスを引き出すことができました。

でも、今回の試合では相手のサービスゲームの時、リターンでタイミングが僅かにズレて浅くなってしまい3球目攻撃をされることが多く、自分のサービスゲームで取らなくてはいけないという重圧がかかってしまいました。
また、重たく深い球で左右に展開され、それを相手より優位に立てる位置に切り返して返球できなかったです。
その他にも良い質のラリーで、攻撃のチャンスがきても少し打ち損ねて次に逆襲を喰らったり身体が伸び上がってミスをしたり。

↑のことから、攻撃力と重く深い球を切り返す球際の強さも相手の方があるしで、なにをしても今日は突破口が見つからないと思い、試合に全集中することができませんでした。

今日の試合から、弱点、突破口が見つからない相手と試合をすると、ポジティブな感情を維持できなくなることとフィジカルに自信が無いことにより、無意識のうちに体力を最初からセーブしてしまい、そのせいでボールまでの足数が足りなかったり反応が遅れてミスがいつも以上に増えていることに気づきました。

つないで相手のミスを待っていれば勝てるステージではなくなったのに、気合いを入れているつもりでも無意識にセーブをしてしまうメンタル面と、身体の大きな選手と対等に打ち合えるフィジカル強化はこれから時間をかけてコツコツと取り組んで鍛えていきます。

来週のニュージーランド遠征、こんな負け方でしたから2~3ヶ月しっかり鍛えてからに試合復帰をしようか迷いに迷いましたが、今の悔しさをメンタル面だけでも前進させたく「ポジティブな感情を試合で表現する」ことを目標に、年内最後の大会としてがんばります!
国内 2025年11月24日

横浜慶應チャレンジャー 予選1回戦

神奈川県 慶應義塾大学 蝮谷テニスコート

西村佳世 6ー1 6-3 勝見幸璃選手 1h19m

こんにちは。西村佳世です。慶應チャレンジャー予選の対戦者は、先週の高崎国際オープン大会の予選一回戦で対戦した因縁?の勝見選手でした。

先週対戦した時は、スライスで浅く配球して私をネットプレーに誘き寄せたり、高いロブを前に入って打つ時にタイミングが少しでもズレたらストレートに展開してきたりと、豊富な攻撃パターンに悩まされました。

今回はそれらを警戒、対応しながら攻撃的なプレーをしようとコートに入りましたが、私自身の内容はいまいちでした。
攻撃的にプレーできたり、勝見選手が仕掛けてきても対応できるときもありますが、身体を回転させることができず伸び上がってしまうので、タイミングが少しズレて当たり損ねるとミスが増えてしまったり、なかなかワイドを狙えず思うようなプレーができませんでした。いえ、思うようにプレーさせてもらえなかった、が正解です。

ゲーム差は付きましたが、内容的にはどうにかこうにか明日に繋げることができた、という感じです。

明日は中国の決勝で終始リードしてマッチポイント数本を握りながらも逆転負けをくらった同い年のシドロワ選手。

試合をするのが楽しみです🔥
国内 2025年11月18日

W100高崎国際オープン 予選2回戦

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6⑤ー7⑦ 1-6 1h49m

こんにちは。西村佳世です。今日の対戦者は佐藤光さん。
佐藤選手はサーブを武器としていて、私が左右に振って追い込んだ時に打つスライスやフォアの逆クラスとバックのストレートの展開力が特徴的でした。

1stセットは佐藤選手のサーブが速くコースが読みにくいため、リターンゲームではなかなかブレイクすることができませんでした。
逆に自分のサービスゲームでは最近強化中であるファーストサーブの速さとタイミングからなんとか取りきることができ、お互いキープキープで試合は進みました。

5ー4、6ー5とリードしたものの、そこでもリターンを取りきることができずタイブレークへ。

佐藤選手はサーブ力があるのでリターンで私がコースをついた攻撃的な返球ができず、リターンゲームでプレッシャーを与えることができないことは、逆に私のサービスゲームで絶対に取られてはいけないというプレッシャーがかかりました。

なんとかキープキープにもっていけましたが、タイブレークになるとそのプレッシャーは倍に。一度のブレイクも許されないと思ったからです。

ストロークでは、クラスラリーから少し時間があればストレートに展開したり、私が逆に左右へ展開してコートの外に追い込んでもスライスで浅い場所に返球され、私の方がどんどん体力を奪われました。

私は試合になると攻撃のボールもミスをしないよう回転を無意識にかけてしまうので、なかなか1発で決めることができません。
スライスで逃げてくる相手に対してはフラット気味の球でスピードを上げ攻撃することと、カットボレーに出ることの2つが今回新たに見つかった課題です。

また、スライスを私も使った方がいいのではないかとよく言われますが、それについてはまた後日、アップするので見てください。

本戦進出はできませんでしたが、新しく見つかった課題の克服に頑張っていきます。
応援、ありがとうございました。
国内 2025年11月17日

W100高崎国際オープン 予選1回戦

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6-4 6-3  1h40m

こんにちは。西村佳世です。高崎入りをした昨日から、10万ドル大会に出場できることと目標とする選手と対戦できる嬉しさでワクワクしていました。

今日の対戦者は勝見幸璃選手。
過去に4度対戦したことがあり、勝敗は2勝2敗。

今日の試合を全体的に振り返ると、勝見選手は色々な球種で翻弄してきて、私はそれに対応するという内容でした。
具体的には、
・ロブを打ってタイミングを外したらすぐさまオープンコートに攻撃してくる。
・私がストレートに仕掛けるのを待ってクロスにカウンター。
・浅いスライスを混ぜて前におびき寄せる。
この3つのパターンが多く、自分の思う戦略通りに気持ちよくプレーできるポイントが少なかったのでやりにくかったです。

こういうリズムを作りにくい試合の時は、ポイント前によく動いて、声を出してポジティブな雰囲気作りが大事だとコーチに言われていました。

明日の試合、ポジティブな雰囲気作りで相手にどんなプレーをされても慌てず対応しながら自分のテニスを貫きます。
悔いが残らないためにも。
国内 2025年9月26日(金)

三菱電機ビルソリューションズ全日本テニス選手権100th 予選決勝(9月26日)

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6ー2 3ー6 5ー10

こんばんは。西村佳世です。
応援ありがとうございました。

予選決勝の相手は左利き特有のサーブから攻撃的に展開する松田鈴子選手。
試合の正直な感想は、一言で言うと全く❌

これは、
調子が上がらなかったやファイトできなかったの❌ではなく、試合内容が❌でした。

1stセットは62で取れたものの、練習している攻撃的なテニスではなくサービスライン付近、相手のチャンスボールなるような着地点に何球も連続してボールがいってしまうほど飛ばせられませんでした。
力んでいるわけではなかったので、やはり気持ちです。

2ndセットで、相手のミスを期待してしまっている自分に気づき、どんどん攻撃的にプレーしようと言い聞かせますが、頭で分かっていても身体がそのように動かず、スピン量が増え、いつもよりスピードが落ちて、ネットの10センチほど高い場所を通るので、攻めても相手に追いつかれてしまいます。

松田選手も、もちろん強くてやりにくかったですが、もっといいパフォーマンスで戦いたかったと後悔。でも、みんなその日の身体のコンディションや気持ちに問題を抱えて試合に出てるわけで、自分だけベストコンディションで試合に臨めていたらなんて「たられば後悔」するなら、身体はともかく気持ちだけでもベター、ベストに整えろってことですね。

せっかく疲労骨折、膝、腰、肩、角膜と1年近くも故障に悩まされ、身体に欠場するほどの問題がない今なのに、中3からの課題である「相手のミスに期待せず、攻めのテニスを続ける」は、できる日とできない日が入り混じっています。

勝ち負けに関係なく、攻めのテニスができたかと思えば、翌日はできなかったり、正直この気持ちのブレは何が原因で起きるのか分からず、今は自信レベルを高めるためにベースの球の質を上げるしかないと反省しています。

次の遠征はおそらく海外。武者修行してきます。
国内 2025年9月25日(木)

三菱電機ビルソリューションズ全日本テニス選手権100th 予選2回戦(9月25日)

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6ー1 6ー1 

こんばんは。西村佳世です。
予選2回戦の対戦者は、今年のユニクロ全日本ジュニア選手権U18を16歳で優勝した三枝夏子選手でした。

昨日少しだけ試合を見ましたが、ミスが少なく安定したプレーをする選手だという印象を受けました。

とにかく最初からギアを上げて、自分にプレッシャーをかけ過ぎず、相手が誰であれ目の前のポイントに集中しようと心に決めて臨みました。

三枝選手は、とても安定していてラリーでミスをしないので、ミスを誘えるように先に攻撃を仕掛ける戦い方を貫き通しました。

今日は調子が良く、そんな積極的な先制攻撃がうまくいきましたが、もし後手に回って三枝選手のペースにされていたら結果は違っていたと思います。

三枝選手はまだ高校1年生。
私も初めて全日本選手権に出場したのは高校1年生の時で、その時にプロとジュニアの違いに気付かされ、3年経った最近、やっとその差を少しずつですが埋めることができるようになってきました。

どこか自分に似ていると感じる三枝選手とは、またどこかの試合で対戦できるのが楽しみです。
国内 2025年9月24日(水)

三菱電機ビルソリューションズ全日本テニス選手権100th 予選1回戦(9月24日)

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6ー2 6⁵ー7 10-2 

こんばんは。西村佳世です。
予選1回戦の対戦者は、なんと小学校の頃から仲の良い元ダブルスペアのほーちゃんでした。
お互い、ユニクロ全日本ジュニア選手権の優勝をし、同じ年でプロ転向をした最強のライバルの1人と、まさかの予選1回戦対決。

仲が良いから緊張感に欠ける?仲が良いからこそ負けられないという気持ちでカチカチになる? 久しぶりの、それもこんな大きな大会でほーちゃんと対戦することになって考えることはいろいろとありましたが、「コートでは単なる対戦者だ。いつも通り練習通りプレーしよう」と試合に入りました。

1stセットと2ndセット5-2までは、スライスやスピンサーブなど変化を付けてくるほーちゃんのプレーに対して、落ち着いて返球することができました。
ところが、ここにきて前までの課題であった緊張した場面でも練習と同じようにプレーをするということができなくなり、腰が引けて球が飛ばなくなり、先に展開されるようになりました。
で、まさかの5ゲーム連続取られてあえなく2ndセットダウン。
ここ最近はそういった精神的ダメプレーが無くなってきていたので、とても残念です。反省です。

ファイナルは、ベンチで気持ちを整えいつも通りのプレーをすることができました。
セットの合間に、それまでの好調を維持できるか、不調を好転できるか、短時間で身体を休めながら精神を安定させるコツを掴もうとしています。
明日は、もっと思いっきったプレーで試合を楽しみます!
国内 2025年6月26日

大東建託オープン札幌大会②

札幌 平岸庭球場

2回戦 西村佳世1-6 1-6吉本菜月

1回戦の山口さんも、今日2回戦の吉本さんも共にインカレ優勝者です。吉本さんとは先週も2回戦で当たり撃沈されました。(TT)

もちろん、吉本さんとまたまた同じブロックと分かったその日から、あの強烈なフォアを打たれないコースを練習しましたが・・・。
結果、1週間やそこらで身に付くレベルで対策できる相手ではありませんでした。

ロブでつないだり、バックで吉本さんのバックサイドを狙うのですが、少しでも浅いと回り込まれて瞬殺!そんな時、私は正に「微動だにせず」です。動けません。走って届く距離、スピードではありません。(TT)

試合に負けましたが、フォアハンドの正確さ、強烈さでは今日の吉本さんが、私にとって今までの全ての対戦者の中で最強かも?です。
どうしたらあんなフォアが打てるのか?明日からの練習の課題をいただきました。身体能力の違いなどであんなフォアが打てないとしても、深いかワイドにバックサイドへ打てるコントロールを身に付けることを意識して改善していきます。

とても貴重な試合でした。吉本さん、応援くださった皆様、本当にありがとうございました。
国内 2025年6月19日

大東建託オープン札幌大会①

札幌 平岸庭球場

2回戦 西村佳世4-6 3-6吉本菜月

1回戦の沢代さんはU17日本代表、2回戦の吉本さんは学生王者。不思議とビビりはしないで、練習の成果がどこまで発揮できる?どれくらい通じる?と、どこかワクワクしていました。自分のテニスをするのみ!です。

吉本さんのフォアは伸びてくるのと、ストレート、クロスを自在に打ち分けられるので、リターンで優位に立つことと守りながらでも隙があれば攻撃に転じようとしましたが、ファーストサーブが入らずセカンドを打ち込まれて劣勢状況からの展開が多かったです。

右足の軽い痛みが気になって蹴りでボールに力を伝えきれず浅い球になると、すかさず強烈なフォアを打ち込まれ、やっとラリーで主導権を握ってもサイド狙い過ぎで決め球をアウト。それだけ追い込まれたということです。

コンディションや技術面が少しくらい上手くいかなくても、気合いで乗り切れたジュニア時代と違い、今はちょっとした不調が負けに直結する世界にいると実感しています。身体の小ささや筋肉の硬さが故障やちょっとした痛みの要因になることは仕方ないとしても、それを補う技術、庇う動き方を身に付けることを意識して明日からの練習をします!
国内 2025年6月7日

大東建託オープン 大阪大会

大阪 靭公園

準決勝 西村佳世 2-6 5-7 今村咲

悩まされた腰痛もなく久しぶりに試合に出場でき、それだけでも嬉しかったです。
今村さんは、私が6年間お世話になった古賀コーチ、中村藍子コーチのアカデミー所属の憧れの選手です。

試合中はとにかく当たって砕けようと必死が空回り。
第一セットは打ち合っても最後は打ち負け。
打ち合いを楽しんでしまっている自分に気付き、第二セットは緩急を付けたり工夫をしましたが、私の球が甘いか遅いかで回り込まれて得意のフォアで決められ出して焦る心を落ち着かせる間もなく5-3から4ゲーム連取されて負けました。

試合中は思うように打てない自分に腹を立てた場面もありますが、試合後に冷静に考えると、私が思うように打てるような球を今村さんが打ってこなかったんだなと納得。
いろいろと勉強でき、次の課題をいっぱい見つけることができた貴重な一戦でした。

https://tennismagazine.jp/article/detail/31349?page=1 
国内 2025年5月14日

大東建託オープン 富山大会

富山 常願寺川公園テニスコート

棄権

目の回復も順調で、前日の現地練習もかなりの時間をかけてアップをしたそうですが、前日に腰の激痛があり、「一晩静養して様子を見る、朝には治まってるかも」と連絡がありました。
そして今日の10時20分頃、商談直前の父親の携帯電話に「ここ数年、治まっていたし、やっと本調子で試合に出れる今日、なんで?」と号泣しながらの棄権報告があったとのこと。
試合観戦にわざわざ駆けつけてくださったサポーターの方が数名おられたそうですが、痛々しくて声が掛けられなかったとのお声も届いています。
本人も残念であることと、応援くださっている皆様に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、明日スポーツ医学の専門医の診察を受けて少しでも早く回復するよう努力するとのことです。
国内 2025.4.21~4.27

安藤証券オープン東京

東京 有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート

西村佳世 × 6-7 0-6 ○ 本玉真唯

ワイカで出場させていただき、1回戦はグランドスラムでご活躍の本玉選手。
自分のドロー運の悪さと、憧れの上位選手と対戦できる嬉しさの入り交じった気持ちでした。
でも、試合中は勝ち負けにこだわらず改良中の打ち方に徹することができました。
ジュニア時代はスタミナ選手と言われたこともありますが、5-4くらいで息が上がり足は攣りかけ。
故障以外で1セットもたなかったのは人生初めてです。
とても良い経験をさせていただき、また、フィジカルトレーニングの大切さを実感した試合でした。

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