試合結果

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海外 2025年12月14日

W15 ニュージーランド 決勝

ニュージーランド ハミルトン

西村選手6ー4 6ー3 India Houghton 選手 1h53m

今日のお相手は、本戦唯一のアメリカ人 India Houghton 選手(22歳)です。ブログで大将さんが書いていますが、予選から上がってきて本戦で3人のシード選手を破っての決勝進出です。

左利きで、どちらかというとスピン系のボールでフォアの回り込みが多く、一発屋とは逆のミスせずじわじわ攻撃してくるタイプでした。
ファーストセットはデュースをものにできて、なんとか3-0、4-2とリードしていましたが、ゲームスコアほどの差はなく、ぎりぎりチャンスを掴んでスコアを離すことができたので、全く気が抜けませんでした。

私から先に展開して攻撃できている時は明らかにポイント獲得率が高いですが、少し安全にプレーした時はほとんど相手のポイントになっていました。
ここから分かるように、私が勇気を出してとにかく展開すれば良い話ですが、相手の弾むボールを高い位置で取っていると、どうしても身体が浮いてきてボールまでの足が足りず手打ちになってしまい、ミスが増えるのでなかなか攻撃できません。

4-4に追いつかれてからは、身体が浮いているから攻撃できないことを自分で理解していたので、身体が浮かないよう足数を増やして1番打ちやすい打点で打つことを意識して、なんとか第1セット6-4。

第2セット、第1・3ゲームのデュースを取ることができて4-0。そこからは India Houghton 選手が開き直ってバコバコ打ってくるのに対し、少し動揺してネガティブな感情が出そうになりましたが、それは今回の課題である、"ポジティブな自分を試合の中で表現する''とは真逆なので冷静さを忘れず、なんとか耐えて勝つことができました。

正直、横浜大会前のメンタルやテニスだと今日の相手には厳しかったと思います。
でも今回の遠征で、課題だけに向き合って日々取り組めば結果は自然とついてくることの本質を理解した気がします。

このまま、タウランガに移動して次の大会を戦います。
たのしみだー!

ちなみに今日はサーブにとても助けられました。
大事な場面で2回連続エース✖️2、合計6本エース。
156センチのチビ、頑張りました😏
海外 2025年12月13日

W15 ニュージーランド 準決勝

ニュージーランド ハミルトン

西村選手7ー5 6ー1 Sarah Rokusek 選手 1h34m

準決勝は、オーストラリアの19歳 Sarah Rokusek 選手との対戦でした。

昨日ちらっと試合を見た感じでは、ベースの球が重く、毎球しっかり打ちながら展開するタイプでした。

実際に試合をしてみると、イメージ通りの選手で、フォアの方が展開力はありますが、何球かラリーするとバックでもストレートに展開されました。
カウンターはクロスが多かったので、先に展開されず私から展開できれば勝てると2、3ゲーム目に思いました。

ただ、まだまだ相手より先に展開するプレーには慣れず、勇気が必要です。
実際53からそれまでよりも少しだけ安全にプレーしてしまい、デュースを取られています。

やるべきことは分かっているので、買っても負けても満足するプレーをしようと言い聞かせ、55からは攻撃的なテニスで自分を表現することができました。

また、リターンは質が上がってきて中に入ってもミスせず相手が食い込むような返球をできるようになってきています。
まだまだ完成には遠いですが、日々トライするだけです。

明日の決勝、なんとしてでも掴み取りたいですが、勝つために自分の攻撃的なテニスを忘れずプレーしようと思います。
海外 2025年12月12日

W15 ニュージーランド 本戦3回戦

ニュージーランド ハミルトン

西村選手7ー5 6ー1 五藤玲奈選手 1h34m

今日の試合は、五藤玲奈選手(18)との対戦でした。後援会の方がブログに書いていますが、五藤選手は全日本ジュニア優勝者で、グランドスラムジュニア4大会全て出場している期待の18歳です。

以前の私なら、強い年下選手と対戦する時に緊張していたと思いますが、今遠征では勝ち負けよりも自分のテニスを貫くことに集中できています。

今日は実際コートに入ってみると、相手を意識しての緊張はありませんでしたが、序盤は良いプレーができていても、重い球で攻撃され少し押されているプレッシャーを感じたのと、数少ないチャンスが来た時にモノにできず、ゲームを取れないことから少しだけ緊張してしまい、一気に04へ。

ただ、緊張しているとは言え、ニュージーランドにくるまでの試合から考えると、かなり良いプレーをして自分を表現できていたので、このまま続けるだけだと言い聞かせ、やりたいテニスを貫きました。

まだまだ、34の30ー0や45、55の場面で安全に配球する場面はありますが、それでも最後は勇気を出して展開できたので、結果に繋がりました。

横浜大会で、見つかった課題であるリターンやサーブも、かなり形になってきて自分でも良い方向に進んでいるのを実感しています。

ただ、このメンタルやプレーを毎試合、常に続けられなければ本当の意味で習得したことにはならないので、引き続き課題だけに向き合って明日の決勝戦、自分のテニスに集中します。
海外 2025年12月11日

W15 ニュージーランド 本戦2回戦

ニュージーランド ハミルトン

西村選手3ー6 6ー2 6-2Tori Russell 選手 2h26m

今日の試合は15歳の Tori Russell 選手でした。
彼女もナショナルチームの一員です。

前試合が長引き17時頃入りましたが、ニュージーランドは日の入りが20時過ぎなのでまだまだ明るく、日中より涼しい20℃くらいでしたので結果オーライかもです。
ただ、午後になると風が強く吹き始め、風上や風下がはっきりしているとまだ対応しやすいですが、風が回っていたので難しいコンディションでした。

Tori Russell 選手の身長はまだそれほど高くなく。ですが、それでも165センチ弱で私より7〜8センチ高いくらいです。
試合をしてみると、テニスの技術はもちろん精神面も、とても15歳とは思えませんでした。

1stセット、Tori Russell 選手は重たい球をベースで打ってくるし、どんどん展開してくるけど、取れない球ではないしミスも所々あるなと感じていました。

ただ、31からギアを上げたのか、それまでより攻撃的でしかもミスのないプレーに変わりました。全くミスを恐れている様子もなく、オーストリア1番に納得しました。

一方で、私は回って吹く風に対応できず、攻めようとしたらホームランを打ったり、ネットの下を通ったり。
Tori Russell 選手は同じ条件で対応して、変わらずどんどん展開するしで1stセットを取られ、ストレスが爆発しそうになりましたが、ここで耐えないと絶対に勝てないと、ブレイクを挟んでなんとか気持ちを抑えました。

とはいえ、1stセットも目指すテニスをしようとできていたので、勝っても負けてもそれを続けるだけと言い聞かせて、まずは風に対応しようと思い、なんとか深くコートに返し、Tori Russell 選手より先に展開することを意識しました。

落ち着いてプレーできたのもあり、2ndセットは62。
この時には、Tori Russell 選手に余裕が無くなってきていました。

finalセットでは、かなりTori Russell 選手に疲れが見え、1ゲーム目は落としましたが、このまま同じプレーを続ければ勝てると思い、少し余裕ができて横浜大会以降、課題としていたリターンや勇気を出して攻撃するプレーもでき、その結果勝つことができて自分のプレーにとても満足できた試合でした。

Tori Russell 選手、まだ15歳なので今後強烈なライバルになると思います。少なくとも、15歳の頃の私より精神力がありますから。
海外 2025年12月9日

W15 ニュージーランド 本戦1回戦

ニュージーランド ハミルトン

西村選手 6ー1 6ー2 Una Misic 選手  1h26m

今日の試合は15歳の Una Misic選手 でした。

ニュージーランド遠征ではどんな状況でも、どんな相手でもエネルギーを自分から出し、表現する努力をすることをテーマにしています。

なので今日の試合も、もちろん勝ち負けにこだわりますが、それよりも弱気なプレーをさず積極的に、またポジティブな感情をどんどん試合の中で表現し、来年更に上のレベルで戦うための準備をしようと決めてコートに入りました。

試合は終始、主導権を握ることができ、試合が終わってみれば過去1のプレーができました。
Misic 選手は、年下と言えどもニュージーランドナショナルチームの一員です。
弱気にプレーしたくなる場面でも、自分から攻めることを忘れず、サーブは足のバネを使って力強く、リターンもポジションを上げる。
そんな私の目指すプレーができました。

15歳とは言え、私より高身長で力強い球で何度も振り遅れましたが、今日はいつもより攻撃的なプレーをしたことで相手に隙を与えず、対応される前に試合を終わらせることができたので、とても良い試合でした。

次の試合も、結果をあまり気にせず内容にこだわります。
国内 2025年11月25日

横浜慶應チャレンジャー 予選決勝

神奈川県 慶應義塾大学 蝮谷テニスコート

西村佳世 2ー6 2-6 Kristiana Sidorova 選手 1h00m

こんにちは。西村佳世です。慶應チャレンジャー本戦入りを懸けた今日の対戦者は、8月の中国決勝戦で敗れたロシアの同い年 Kristiana Sidorova 選手でした。私の頭のてっぺんが彼女の肩くらいで、並んだ写真はまるで大人と子供です。

シドロバ選手は高身長から放たれるサーブと、重たく正確に展開してくるストローク、球際の強さを持っている選手です。
中国戦ではなんとかラリーで押し負けないよう、素早く動いて質のいい球で打ち返し、隙があれば攻めるというプレーで、相手の余裕を無くして焦らすことができたので、無理して展開しようとしてのミスを引き出すことができました。

でも、今回の試合では相手のサービスゲームの時、リターンでタイミングが僅かにズレて浅くなってしまい3球目攻撃をされることが多く、自分のサービスゲームで取らなくてはいけないという重圧がかかってしまいました。
また、重たく深い球で左右に展開され、それを相手より優位に立てる位置に切り返して返球できなかったです。
その他にも良い質のラリーで、攻撃のチャンスがきても少し打ち損ねて次に逆襲を喰らったり身体が伸び上がってミスをしたり。

↑のことから、攻撃力と重く深い球を切り返す球際の強さも相手の方があるしで、なにをしても今日は突破口が見つからないと思い、試合に全集中することができませんでした。

今日の試合から、弱点、突破口が見つからない相手と試合をすると、ポジティブな感情を維持できなくなることとフィジカルに自信が無いことにより、無意識のうちに体力を最初からセーブしてしまい、そのせいでボールまでの足数が足りなかったり反応が遅れてミスがいつも以上に増えていることに気づきました。

つないで相手のミスを待っていれば勝てるステージではなくなったのに、気合いを入れているつもりでも無意識にセーブをしてしまうメンタル面と、身体の大きな選手と対等に打ち合えるフィジカル強化はこれから時間をかけてコツコツと取り組んで鍛えていきます。

来週のニュージーランド遠征、こんな負け方でしたから2~3ヶ月しっかり鍛えてからに試合復帰をしようか迷いに迷いましたが、今の悔しさをメンタル面だけでも前進させたく「ポジティブな感情を試合で表現する」ことを目標に、年内最後の大会としてがんばります!
国内 2025年11月24日

横浜慶應チャレンジャー 予選1回戦

神奈川県 慶應義塾大学 蝮谷テニスコート

西村佳世 6ー1 6-3 勝見幸璃選手 1h19m

こんにちは。西村佳世です。慶應チャレンジャー予選の対戦者は、先週の高崎国際オープン大会の予選一回戦で対戦した因縁?の勝見選手でした。

先週対戦した時は、スライスで浅く配球して私をネットプレーに誘き寄せたり、高いロブを前に入って打つ時にタイミングが少しでもズレたらストレートに展開してきたりと、豊富な攻撃パターンに悩まされました。

今回はそれらを警戒、対応しながら攻撃的なプレーをしようとコートに入りましたが、私自身の内容はいまいちでした。
攻撃的にプレーできたり、勝見選手が仕掛けてきても対応できるときもありますが、身体を回転させることができず伸び上がってしまうので、タイミングが少しズレて当たり損ねるとミスが増えてしまったり、なかなかワイドを狙えず思うようなプレーができませんでした。いえ、思うようにプレーさせてもらえなかった、が正解です。

ゲーム差は付きましたが、内容的にはどうにかこうにか明日に繋げることができた、という感じです。

明日は中国の決勝で終始リードしてマッチポイント数本を握りながらも逆転負けをくらった同い年のシドロワ選手。

試合をするのが楽しみです🔥
国内 2025年11月18日

W100高崎国際オープン 予選2回戦

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6⑤ー7⑦ 1-6 1h49m

こんにちは。西村佳世です。今日の対戦者は佐藤光さん。
佐藤選手はサーブを武器としていて、私が左右に振って追い込んだ時に打つスライスやフォアの逆クラスとバックのストレートの展開力が特徴的でした。

1stセットは佐藤選手のサーブが速くコースが読みにくいため、リターンゲームではなかなかブレイクすることができませんでした。
逆に自分のサービスゲームでは最近強化中であるファーストサーブの速さとタイミングからなんとか取りきることができ、お互いキープキープで試合は進みました。

5ー4、6ー5とリードしたものの、そこでもリターンを取りきることができずタイブレークへ。

佐藤選手はサーブ力があるのでリターンで私がコースをついた攻撃的な返球ができず、リターンゲームでプレッシャーを与えることができないことは、逆に私のサービスゲームで絶対に取られてはいけないというプレッシャーがかかりました。

なんとかキープキープにもっていけましたが、タイブレークになるとそのプレッシャーは倍に。一度のブレイクも許されないと思ったからです。

ストロークでは、クラスラリーから少し時間があればストレートに展開したり、私が逆に左右へ展開してコートの外に追い込んでもスライスで浅い場所に返球され、私の方がどんどん体力を奪われました。

私は試合になると攻撃のボールもミスをしないよう回転を無意識にかけてしまうので、なかなか1発で決めることができません。
スライスで逃げてくる相手に対してはフラット気味の球でスピードを上げ攻撃することと、カットボレーに出ることの2つが今回新たに見つかった課題です。

また、スライスを私も使った方がいいのではないかとよく言われますが、それについてはまた後日、アップするので見てください。

本戦進出はできませんでしたが、新しく見つかった課題の克服に頑張っていきます。
応援、ありがとうございました。
国内 2025年11月17日

W100高崎国際オープン 予選1回戦

群馬県 清水善造メモリアルテニスコート

6-4 6-3  1h40m

こんにちは。西村佳世です。高崎入りをした昨日から、10万ドル大会に出場できることと目標とする選手と対戦できる嬉しさでワクワクしていました。

今日の対戦者は勝見幸璃選手。
過去に4度対戦したことがあり、勝敗は2勝2敗。

今日の試合を全体的に振り返ると、勝見選手は色々な球種で翻弄してきて、私はそれに対応するという内容でした。
具体的には、
・ロブを打ってタイミングを外したらすぐさまオープンコートに攻撃してくる。
・私がストレートに仕掛けるのを待ってクロスにカウンター。
・浅いスライスを混ぜて前におびき寄せる。
この3つのパターンが多く、自分の思う戦略通りに気持ちよくプレーできるポイントが少なかったのでやりにくかったです。

こういうリズムを作りにくい試合の時は、ポイント前によく動いて、声を出してポジティブな雰囲気作りが大事だとコーチに言われていました。

明日の試合、ポジティブな雰囲気作りで相手にどんなプレーをされても慌てず対応しながら自分のテニスを貫きます。
悔いが残らないためにも。
海外 2025年11月1日

チュニジア 4週目/4 準決勝

チュニジア モナスティル

6⑤ー7⑦ 2ー6  1h48m

こんにちは。西村佳世です。今日は久しぶりにプロゾーンの人との対戦でした。ドイツ人で20歳のMarie Vogt 選手です。左利きでフォアはスピン、バックはフラットでバックの方が展開力のあるプレースタイルでした。

1stセット4ー0までは、相手選手がコートに慣れていなかったのか、リターンでいつもより少し攻撃的に打ったり、相手選手のフォアを狙ってスピンで中ロブを上げてきた時にすかさず打つというプレーを心がけると、簡単にミスをしてくれました。

ただ、3ー0のゲームからそれまでよりスコアが競りだし、内容も私が圧倒的に優位ではなくなってきていていました。それまでと違って、相手選手のフォアのスピンでバック側のコート外に追い出され、私の返球が甘くなったところをバックで展開する内容になり、流れが変わるのを感じました。

なんとか踏ん張って5ー2になりましたが、スコア的に優位なはずなのに相手に攻略されているのを感じ、正直焦りました。
5ー2からは私もスピンで返球し、相手よりミスしないようにと考え、ギリギリのポイントを取りきれず55.なんとか耐えて6ー5に。

6ー5ではセットポイントもありましたが、守ってゲームを取れないなら攻撃的にプレーしようと、リターンから強気に攻めてリターンミス。
とりあえずリターンを入れとけばよかったと思ったりしましたが、それは結果論ですし、それでもしセットを取れていても相手次第の試合になってしまうので、ミスしても攻めたのは良かったかなと思います。

6ー6タイブレークでは攻撃的にプレーしようとどんどん展開。でも、ことごとくミスし0ー5に。
ここからは、さすがにヤバいと極端にミスを減らすテニスに切り替えて5ー5に。
最後は先に攻撃を仕掛けましたがカウンターをくらってタイブレーク5ー7でセットを落としました。

ここまでの文章でお分かりになると思いますが、流れが行ったり来たりで、その度に私も極端にプレースタイルを変えていました。

2ndセットでは、攻守どちらも極端にしすぎて、流れが掴みにくくなっているのに気づき、自分にとっての良いテニスとは何なのかをずっと考えながらプレーしていました。

結局、答えは分からずあっさり2ー6でしたが、自分のテニスを見直す良い機会になりました。

まだ答えは見つかっていないので、次の大会までによく考えて答えが見つかれば、またここに書き込みます。
海外 2025年10月30日

チュニジア 4週目/4 2回戦

チュニジア モナスティル

6ー3 6ー2  1h25m

こんにちは。西村佳世です。今日2回戦の対戦者は、ドイツ人のSophia Ksandinov 選手(18歳)でした。Sophia Ksandinov 選手のフォアハンドは威力があり、球が重たいと最初の5分間アップで感じました。
バックハンドは、フォアに比べて球の威力と展開力が劣っていたため、試合ではできるだけ相手のバックを攻めることを意識しました。

また、昨日は勝てたものの、攻撃的なプレーを気持ちよくしていたかと言うとそうではなく気持ちが守りに入っていたので、今日はもっと試合を楽しむことを忘れずプレーしようと決めてコートに入りました。
ゾクゾク、ワクワクする感覚が少し戻ってきて、自信がある時ってこんなふうに試合を楽しんでたなと思い出しました。

Sophia Ksandinov 選手は、一撃必殺的なフォアハンドを持っていて、これを打たせない配球、それは強打の打ち合いをするだけでなくコースや長短、強弱など打ち分けて相手のリズムを崩す工夫をしました。
毎試合、調子や体調、気持ちが変わるのは誰でも当たり前のことなので、その日できるベストなプレーの中で相手と駆け引きして、その時の状況によってプレーを変えるも大切だと改めて昨日、今日の試合で気づきました。頭では分かっていても、それを身体が反応するようになるまでにはとても時間がかかりますが、そうしようというきっかけは試合で掴むことが多いと感じています。

明日も試合を楽しみます!
海外 2025年10月29日

チュニジア 4週目/4 1回戦

チュニジア モナスティル

6ー4 6ー3  1h25m

こんにちは。西村佳世です。
いよいよ残すところ1大会となった今週の本戦1回戦でした。今週は、メイン会場が別大会とかぶったとのことで、車で15分ほどの別会場コートでの試合となります。サーフェスの違いに慣れるための練習時間は取れませんが、それは他の選手も同じです。

今日の対戦者は、スロバキア共和国からのTamara Sramkova 選手18歳でした。身長はおそらく私と同じくらい(大きく見積もっても163センチ)くらいで、海外では珍しい小柄な選手でした。

ぴょんぴょんと軽快に動く印象で、攻撃的というよりかはミスせず球際が強いプレースタイル。小柄な選手特有の、配球を工夫しながら走り回るという自分なりの勝ち方を分かっている感じがしました。

私の今のテニスは、イージーミスを多発しないことを基盤として、前後によく動き、攻撃できる球の見極めを早くして、隙を逃さないで攻めるというプレーを心がけています。

でも、チュニジアに来て二週目の決勝以降の私は、ベースとなる球の質が悪く、浅いしミスをするしで私の中で最も自信があった部分がなかなか上手くいかないので、精神的にも技術的にも不安定になっていました。

それもあり、試合を全体的に振り返ると自分に自信を持ってプレーできておらず、恐る恐る試合している感じがあり、攻めてもいつもよりは球が飛んでいませんでした。
今日の対戦者はそういうところを見逃さず、フォアでクロスにカウンターを打ってきたり、粘り強くプレーされ、1stセットはなんとか取りきることが出来ましたが、2ndは03へ。

ここからは、上手くいかない時は誰にだってあるから、攻撃的なテニスを目指しているけど今日の試合は我慢強くプレーしようと心に決め6ゲーム連取できました。

今後につながるプレーができたとは言えず、ある意味、妥協してしまったのかもしれませんが、とにかく明日に繋げる事ができたので、今日のことは一旦忘れて、明日は試合を楽しめるように気持ちを切り替えます。

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