チュニジア遠征2/4週 準決勝(後援会)
今日はチュニジア2週目の準決勝。よくぞここまで辿り着きました。W15のレベルがかなり上がっているようで、出場選手の中には1〜2年前まで世界ランキング200番台なんて選手もいて、決して楽なカテゴリーではなくなってます。
今日の相手は、ロシアのMaria Golovina さん18歳で、WTAランキング先月534位の選手です。世界のプロ登録選手の中での順位ですから、佳世さんにとって勝っても負けても良い対戦相手です。
さて、日本時間17時30分過ぎに始まった試合、KKBBKKKKと一進一退4ー4で迎えた第9ゲームが山場となりました。佳世さんサーブで40ー30からデュースにもつれ込み、5回のアゲイン後に佳世サン4回目のアドバンテージで取り5ー4。Golovina 選手スタミナ切れか次はあっさり4本で終わり第一セット佳世さん獲得。
Golovina 選手は、バックハンドがフォアハンドの数倍強く、同じバックハンドを武器にする佳世さんとの打ち合いは壮絶でした。
Golovina 選手の方がやや早めにストレートに仕掛けてきますが、これがギリアウトの時は助かりましたが、後半ではギリインしだして佳世さん、大事なポイントを取り切れずが何度かありました。ギリアウトが何回か続くと、普通はもう少しイン側を狙う選手が多いですが、あれだけラインギリギリを狙い続けるメンタルは敵ながら凄いなぁと感心しました。
ただ、あの長いデュースで精魂尽き果てたか、どこか気になる痛みがで出したか、第2セットは完全に佳世さんペースで、危なげなく6ー2で押さえました。
Golovina 選手、佳世さんと1歳違いなだけですが、感情の起伏が激しいようですね。何度か悔し過ぎて叫んだりラケット振り回したりしゃがみ込んだり。その怒りをパワーに変える選手ってほとんどいないんですよね。たいていは我慢できなくなったり決めてやる感が昂って強打のあげくアウトに放り出す、なんてことになります。
佳世さんは上手くいかない時、怒るより守りの殻に入るタイプでしたが、最近は常に冷静でいることを意識しているようで、とても大きく成長したなぁと応援する一人として嬉しいです。
明日はいよいよ決勝。頑張ってください。